バトゥフェリンギ出発・・・朝Part2「マクドナルド」でブレックファースト

1月13日(金)時刻は8:30を少し回ったところ、一旦宿に戻る。日の出を見るために、ぶらっと出かけたつもりが
2時間近く街をうろついていたらしい。野に放たれると時間の感覚を失ってしまう・・・悪い癖だ。
部屋の中に相方の姿は無い。どうやら彼もまた朝の街を時間の経つのも忘れ、さまよい歩いているのだろうか。
数分後、ドアをノックする音、そこにはK氏が立っていた。開口一番「Wさん、心配しましたよ、どこ行ってたんです
か!」・・・随分前に部屋に戻ったK氏、キーが無く入室出来ず、私の姿を探して街中を巡回していたとの事。
そうだルームキーは私が持っていたのだ。K氏よ、申し訳ない。無駄な時間を与えてしまったことは何より、異国
の地で僅かな時間であったとしても消息が掴めない状況にしてしまった事・・・心配を掛けてしまった。以後、気を
つけますので、お許しを・・・気を取り直して、朝食を取りに出かけましょう!
 
宿からほど近い場所にある、“マクドナルド”、ガソリンスタンドに併設されたドライブスルー仕様の24H営業店だ。
世界中どこへ行っても見かける“M”のマーク、それは、こんな南方の小さな島でも。何故だがほっとする瞬間、す
でに生活の一部に溶け込んでいるのだろう、この店に吸い込まれてしまう。車のウィンドーに貼られた“ドライブス
ルー”のシール。このシールを貼っている車を数多く見かけたが、何かの特典でもあるのだろうか?
 
TOKYO、バンコク、ニューヨーク・・・様々な国の“M”を訪れてきた。それは旅の数だけ・・・店員のスタイル、メニ
ューの内容、微々たる違いはあれど、そのサービスは徹底されている。人種も言語も様々、そんな環境でもサー
ビスは一定だ、作りこんだマニュアルの完成度の高さを実感する。凄いぞ“藤田田”(“M”の創業者ではないのだ
が)、この細やかなサービス内容、必ずや“日本マクドナルド”の意見を反映して作りこんでいると勝手に思って
いる私だ。さすがに“ポテトもご一緒にいかがですか?”と言う店は無くなっているようだが・・・(古い話か)
頭をすっぽりと隠している店員はムスリムの女性か?他のファストフード店、コンビニ、チケットカウンターなど至
る所でこの姿の女性を見かけた。どうやらムスリムの女性、とても働き者らしい・・・
 
店内に入る。広々としたスペース、日本の店舗にありがちな窮屈さは微塵も無い。手入れがよく行き届いており
清潔感に溢れている。見渡して見る、とてもモダンな内装だ。日本の“M”より確実にそのクオリティーは高い。
“テラス風”のスペースで本を読む白人女性、ゆったりとした時が流れている・・・絵になる光景だ。
 
 
新メニューの“チキンマフィン”、コーヒーが付いてRM4.7、それにTAXが加算されRM5(約125円)の支払いだ。
味は・・・今は無き?“マックチキン”に似てるかな。肉厚で見かけ以上に食べ応えがある。チーズが効いてるのか
結構“重たい”、これひとつで十分に満足感が得られた。が、隣に座っている揃いの制服を着た男子1、女子2の
白人3人組、近所のホテルの従業員かな?食べ足りないのか追加注文、おまけにハッシュポテト付きで。食欲旺
盛な姿が気持ちいいぞ・・・若いからね。おじさんはコーヒーをお替り、勿論、“FREE”。紅茶も“FREE”、得した気
分だ!“FREE Refills”のカウンターには、ペッパーやSALT、ジャム、パッキングされたナイフ&フォーク?、スプ
ーン&フォーク?、なんてモノもある。まさに至れり尽くせりだ。たかが“M”で、これだけ楽しめるのだから・・・
私はとても幸せ者だ!さて、お腹も満たされたことだし、もう少し“バトゥフェリンギ”の街を楽しむとするか。