バトゥフェリンギ出発〜ジョージタウンへ・・・その前にフェリー乗り場チェック!

1月13日(金) 時刻は11:30を少し過ぎたところ、チェックアウトの時間だ。これより“ジョージタウン”へ向かう。
特に精算するものは無い、昨夜とは違う受付の男性に聞いてみた。ジョージタウンからクアラルンプールまでの
バスはどこから出ているのか?そして所要時間も・・・あれこれと説明してくれたが、そのほとんどが理解出来ず
参考になるような情報は得られなかった、が・・・ジョージタウンまで行けば何かしらの情報は得られるだろう。
 
滅多に写真に収まることが無い私だが・・・K氏にお願いしてホテルの前で1枚、撮ってもらった。何だか変な格好
をしている。
面白い看板を見付けた。“オーダー”の濁点が○になっているぞ、何て読みゃいいんだ。出来るはずも無い発音
を試みる・・・文字同様、我ながら可愛く感じる行動をとってしまった。
 
バス停へ向かう。折りしも、ジョージタウンへ行く“101番”のバスが停留しているではないか。赤信号を無視して
バス停へ、余裕で間に合った。海外へ行くと、ほとんど信号を意識しない。それはホーチミンで鍛えられた我々の
海外での習慣だ。だって・・・青か赤かも分からない交差点、いつまで待っていたって渡れやしないから。
11:45、バスが発車する。乗車して間もなくは、ゆとりのあった車内も途中から徐々に混み始め、窮屈な空間に
変わっていった。そうなる前の1枚が右の写真。白人の姿が目立つが、マレー系、華人系、様々な人種が乗り合
っている。そして、そこには・・・ピースサインを送る変な日本人の姿も・・・
運賃はRM2.7(約70円)、ジョージタウンで下車する予定を変更して終点のジェティーを目指す。そこは半島のは
ずれバターワースペナン島を結ぶフェリーの船着き場だ。明日はいよいよペナン島を離れてマレーシアの首都
クアラルンプールに入るつもりだ。そのためには、この小さな島と半島を結ぶフェリーに乗船しなければならない。
その下見も兼ねての変更だ。そこまでおおよそ1時間、このバスに揺られることになる。
 
車窓から・・・ムスリムの女性の姿が見える。フラワープリントのワンピースが中々オシャレだ。
家屋が売りに出されていた。朽ち果てているように見えるが、細部の意匠を見ると中々凝った造りをしている。
いくらぐらいするのだろうか?安かったら・・・欲しいな。
 
12:45、ジャスト1時間で終点のジェティーに到着した。そこはバスターミナル、たくさんのバスが停留している。
フェリー乗り場は目と鼻の先だ。乗り場に向かう通路の脇には、何軒かの商店が軒を連ねている。ひと気が少な
く活気がない。フェリーの利用客が多いと思われる朝晩はにぎやかな姿を見せるのだろうか?
 
色とりどり、袋詰めされた中身は一体何だろう?どの店も店頭にこれをたくさん並べていたが・・・どうやらフルー
ツのシロップ漬けのようだ・・・この色、自然の色なのか?着色しているようにも思えるが・・・でも、嫌いじゃない
この雰囲気。何だろうか、このドキドキ感は!子どもの頃、夏祭りの境内に並んだ屋台、綿あめ、たこ焼き、焼き
そば、あんず、りんご飴、色とりどりに並んでいた。小銭を握り締めながら、テキヤのおっちゃんが作る手元をじっ
と見つめていた。古い記憶が甦る。そうだあの時と同じ感覚だ。南方の島の片隅で、フルーツの袋詰めを目の前
にしてそんな懐かしさを覚えるとは・・・
 
これらの動物、進入禁止?それとも持ち込み禁止?何故か“ネコ”だけキャラクターっぽいデザインだぞ!
フェリー乗り場へ急ぐK氏の後姿、乗船は明日のはずだが・・・
 
乗り場は“禁煙”、違反したら罰金RM1,000(約25,000円)と表示されているが・・・みんな平気で吸っていた。
謎の体重計、しっかり鎖で繋がれている。なにゆへ、このフェリー乗り場に体重計が・・・重量オーバーのチェック
か?いやいや、そんなことは無いでしょうけど。定かでは無いが、一昔前まで、アジア諸国、特に船着場ではよく
目にした光景らしい。有料だったり、サービスだったり、体重計が簡単に入手出来る時代になって、そのほとんど
は“お役御免”になったんだろうね。でも、ここでは現役で頑張っている、載る者は皆無だが・・・
 
下調べも済み、落ち着いた様子で乗り場を後にするK氏の後姿、行きの姿と見比べてみてくれ!
フェリー乗り場へ通じる道、実は往来が柵で仕切られている。今、K氏が歩いているのは乗船側の通路だ。途中
柵を越えて反対の通路、降船側へ移動した。
すぐには退場させてもらえないらしい・・・暫くの間、ゲートが開くのを待った。

出航の時刻が知りたかったのだが・・・情報を得ることは出来なかった。その他、特に有益な情報が得られた訳で
はない。が、ここから目指す安宿街まで歩いていくつもりだ。その所要時間を体感することで、明日の乗船に備え
ようと思っている。目指すは、安宿が集まる“チュリアストリート”!