出国・・・成田空港〜桃園空港へ

1月11日(水) いよいよ旅のスタート、本日より16日(月)まで台北〜ペナン〜クアラルンプール〜シンガポール
の順に駆け足でアジアの一部、ほんの一部を垣間見てくる予定だ。
 
時刻は5時を少し回ったところ、あたりは未だ暗くそして寒い。これからの行程を考えると厚着はできない。
薄着の出で立ち、寒さが一層身に染みるが旅に向かう期待感がそんな寒さを一時忘れさせてくれる。

5:35発の電車に乗車、これで7時前には成田空港に到着出来るはずだ。成田出発時刻は9:40、2時間以上の
余裕がある。いつも思うことだが何故2時間前を目安に搭乗手続きを済ませなければならないのか?
国際線に関して言えば、ここ数十年の間その時刻設定は変わっていないように思える。
多方面に渡って様々な簡略化が進んでいる昨今、この時刻設定だけは以前のままだ。多くの乗客の手続きを
済ませるために時間が掛かることは理解できるのだが、せめて1時間ぐらいで処理してもらえないもの
だろうか・・・
 
6:56、空港第2ビル駅に到着。改札を出て検問所でのセキュリティチェック、パスポートを提示して空港ビル3Fの
出発ロビーへ向かう。外の気温は只今4℃、喫煙ブースでしばし一服、同行のK氏到着を待つ。
 
チャイナエアライン、CI-107便台北行き、受付カウンターの前には搭乗手続きを待つ行列が出来ている。

いつもお世話になっているチャイナエアラインのお姉さん “早上好(おはようございます)”
 
手荷物検査、出国手続きを無事に済ませて93番ゲートへ、搭乗までは約1時間、まずは無事出国出来たことを
祝って缶ビールで乾杯!
 
これより搭乗するAirbus A330-300、座席配置は列ごとに2・4・2、いつ乗ってもエコノミーの座席は狭い。
席番は・・・格安チケットだからなのか?主翼より後方の座席がいつもの定位置だ。
9:55、台北へ向け離陸!墜ちないで無事到着してくれと願う瞬間。日本よ、暫しの別れじゃ!
 
離陸40分後、機内食が運ばれてくる。チキンライスorシーフードライス、シーフードライスをチョイスする。
あまり期待はしていない、なんと言ってもエコノミー&チャイナエアライン、それでもビール、ワインがタダで
飲めるのであまり文句は言えないところだ。果たしてこの選択は正解だったのだろうか?
ゴールドに輝くアルミカバーをオープン。さてさて、お味のほどは如何なものか・・・予想外に美味しくいただけた。
多くを望んでも仕方がない、何よりクセの無い味付けが良い。左奥に見えるのはショートパスタ?ライス?の
ツナサラダ。何となくぼやけた味で評価しかねる。デザートのチーズケーキも以下同文。
到着予定時刻は12:40、たっぷりと時間はあるのでタッチパネル式のモニターにて映画を1本鑑賞。K氏おすすめ
きみに読む物語」、2004年製作のアメリカ映画だ。・・・中々の感動作、主役のライアン・ゴズリングが好演。
そうこうしているうちに機体は着陸体勢に入っている、窓の外を見る、ちょっと曇天か?台北の街が見下ろせる。
 
無事に着陸、時刻は13時。予定より20分ほどの遅れだ。日本時間は14時、時差1時間。これからが旅の本番。
期待を胸に入国のカウンターへ向かう。実は今回の台北訪問はペナンまでの乗継、トランジットを利用しての
入国だ。何せほぼ丸1日、23時間の待機時間があるのだから・・・
 
入国審査、パスポートチェック。入国を拒否されるような賞罰は無いのだが、何度受けても緊張する瞬間だ。
係りのお姉さん、パスポートの生年月日を指差して「これは間違えないのか?」と一言。
「surely」と返す。微笑む彼女、これって年齢より若く見えると解釈して良いのだろうか?だとしたら何となく
うれしいのだが、その逆もあるからね・・・気温は16℃、予想外の寒さだ。この時期、このぐらいの気温なのか?
何はともあれ無事入国。現時点では無一文の身、早速、空港内にある銀行で両替をするとしよう。
 
通りすがりの地、最小限の両替で事足りるはずだ、とりあえず3,000円だけ両替する。
1,112台湾$になって手元に戻ってきた、ざっと計算して100円=37台湾$、台湾$×2.7倍が日本円相当か。
 
ここ、台湾桃園(とうえん)国際空港より、今夜の宿の最寄り駅、台北車站(台北駅)を目指すべく「国光客運」の
チケットカウンターにてバスチケットを購入する。125台湾$、およそ340円の出費。
タクシーだと約1,500台湾$(約4,000円)と割高だ。我々はどこの国に行ってもめったにタクシーは使わない。
勿論、日本でも。それはもはや暗黙の了解、はなからタクシーを利用することなど眼中にないのである。
中々立派なバス、元は公営のバス会社との事だ。14時過ぎに出発、我々が最後に乗車、最後尾の座席を何とか
確保。これで車内は満席だ。荷室に入れられなかったでかいバックパックがとても邪魔で恐縮してしまう。

バスはゆっくりと発進、空港を後にする。これより本格的な旅の始まりだ・・・台北へ向けLet's GO!