2012年元日・・・初詣〜初日の出

2012年1月1日(日)元日 例年は2日ないし3日に行く初詣、今年は何故か思いついたように年が明けてすぐに
参拝に出向きました。ご近所にある「天祖諏訪神社」へ・・・“氏神様”になるのでしょうか?
 
時刻は0時20分、既に長い行列が神社の外まで続いています。まさかここまで行列が出来ているとは・・・
大の“行列嫌い”(好きな人はあまりいないか)、その列を見るにつけ早くもめげそうになりました。
あ〜、拝殿に辿り着けるのはいつになることやら・・・年明けすぐの参拝、この“思いつき”を少々後悔
しながらもじっと耐えます。救いだったのは思ったよりも気温が低くなかった事、寒さはあまり感じませんでした。
相当の時間を覚悟していましたが意外にもスムーズに流れて行きます、途中“手水舎”で手と口を清めます。
それでも40分ぐらい並んだでしょうか、ようやく参拝、お賽銭を入れて鈴を鳴らします。強めに揺らさないと
しょぼい音になってしまいます。“二礼二拍一礼”先ずは昨年のお礼、そして今年のお願い事をしました。
後方にはたくさんの方が待っています、お願い事は手短に・・・
 
甘酒のお振る舞いをしていただきました。めったに口にすることのない甘酒、こんな日に飲むと何となくご利益が
ありそうです。ところで、甘酒にはアルコールが入ってないって知ってましたか?私、知りませんでした。
考えてみれば、確かに冬になると清涼飲料水と並んで自販機でも売ってますね、缶入りの甘酒が。意外に“酒”
の一種だと思っている方も多いのでは・・・それとも、周知の事実でしょうか。
 
境内には松明(たいまつ)が焚かれいました。とても温かで、その炎を見ていると気持ちが安らぎます。
奉納囃子の太鼓や笛の音が聞こえます。正月ムード満点、弥が上にも気持ちが昂ぶります。

年が明けてすぐの参拝、億劫がらずに来てよかった。行列も含めて普段あまり目にすることのない光景に
出会えました。
少しだけ良い年になるような・・・そんな気がします。

さて、そろそろ家に帰って仮眠をとりましょう。恒例の“初日の出”を拝まなければなりませんので・・・

1月1日(日)元日 “初日の出”を拝みに羽田へ
 
時刻は5時40分、睡眠時間は3時間、眠くて寒い朝です。勿論、夜明け前、あたりはまだ闇に包まれています。
これより“初日の出”を拝みに羽田まで行ってきます。去年、一昨年と素晴らしい日の出を拝ませていただいた
場所です。今年も当然、燃えるようなお日様が拝めると思っていますが・・・果たして結果やいかに?
5時45分発、羽田空港行きに乗り込みます。こんな時間でも車内には結構の数の乗客がいました。
5時56分、穴守稲荷駅に到着、さすがに閑散としています。ここから20分ぐらい歩いたところが本日の目的地です。
日の出時刻は6時50分、十分に時間はあります。それにしても・・・寒い!

羽田空港滑走路拡張のため移設された“赤鳥居”、運河のような海老取川に架かる弁天橋のたもと、そこに
ぽつんと建っています。この周辺が私の“日の出スポット”
日の出まではまだ時間がありますが、老若男女、ぼちぼちと人々が集まりつつあります。
 
江戸前しじみ汁”をお振る舞いしていただきました。地元の有志の方が配ってくれています、冷え切った体が
温まります。寒空のもと、得がある訳でもないのに・・・無償の善意、本当に感謝です。
ちなみに、具材のしじみ多摩川で育った“大和しじみ”だそうです。大ぶりの身を付けたしじみがたくさん
入っています。とても美味しいしじみのお味噌汁でした。ごちそうさまです。

夜明け前、多摩川の河口から「羽田空港新国際線旅客ターミナルビル」が望めます。

  
日の出予定時刻の6時50分を過ぎました。依然お日様は雲に隠れたままです。今年は厳しそうです。それでも
微かな期待を抱き日の出を待ちます。赤鳥居の周辺は今や遅しと日の出を待ち構える人々でごった返しています。

多摩川の河口に突き出した「五十間鼻無縁仏堂」、水難者を供養しているらしい。どこのお寺から来られた
お坊さんだろうか?ド〜ン、ド〜ンと団扇太鼓を鳴らし、お題目を唱えながら、この仏堂にお見えになったが・・・
 
結局・・・今年の“初日の出”はお預けとなりました。みなさん名残惜しそうに三々五々散らばっていかれました。
“拝めるのが当然”といった心持でこの場にいましたが、それは私の驕りでしたね。今まで拝めてこれたことが
いかに有難いことだったか、何事に付けても感謝の念を忘れてはいけないのだと改めて感じた元日の朝でした。